日本幼児体育学会第10回記念大会

http://www.j-pec.jp/infomation.html

2014年8月2日(土)、3日(日)の2日間
早稲田大学 所沢キャンパスにて開かれます。
会員以外の方も、当日会費4000円にて参加頂けます。
詳しくはHPをご覧下さい。

私は、2日(土)16:00~
分科会がⅠからⅣまであり。
私はその中の
Ⅰの、 幼児の足の健康と運動靴 ―シューエデュケーションⓇとは―
にて、ファシリテータを務めます。

分科会Ⅰの概要は以下の通りです。


幼児の足の健康と運動靴 ―シューエデュケーションⓇとは―

吉村眞由美 

早稲田大学人間総合研究センター 招聘研究員

日本の幼児の運動靴の選定基準は、機能性よりも子どもの好みや流行、デザイン,価格の安さが重視される傾向にある1)ことが指摘されています。さらに、足に合わない靴を履いたり、履き方が間違っていることで、足の痛みや変形の原因となり、病院を受診する例2)が報告されています。

日本の幼児は、戸外での生活時間の大部分を運動靴で過ごすため、幼児体育指導の場面で靴の指導をする機会は多いと思います。しかし、日本には靴に関する教育制度がありません。つまり、指導者の皆さんが具体的な知識を学ぶ場がないため、個人的な知識や経験に基づいた指導をせざるを得ない状況だと思います。

この分科会では、幼児のための望ましい靴行動実践のための方策として、シューエデュケーションⓇについてお知らせします。シューエデュケーションⓇとは、人間工学に基づいた正しい靴の選び方、靴の機能性を最大限に生かす足の健康を守る正しい履き方の2つの教育内容からなる、今までの日本にはなかった新しい教育理論です。その効果として、足の痛みや変形などの障害の予防と、運動時の傷害・緊急時の事故を未然に防ぐことなどが挙げられます。

参加者の皆さんが普段、疑問に思ったり、困っている幼児の運動靴に関する事例をお出しいただき、解決方法や、防止方法について考え合いたいと思います。多くの方のご参加をお待ちしております。

【引用文献】

1)吉村眞由美:幼児体育のための靴教育・シューエデュケーションⓇ,幼児体育学研究,5(1),pp.3-14,2013.

2)塩之谷香、片瀬眞由美ら:不適切な靴が原因と考えられる成長期の下肢障害,靴の医学,22(2),pp.83-88,2009.


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